けいこの日記

読んだ本の感想などを語っています。

『極アウトプット』を読んで

f:id:kebokoro:20210419215439j:plain 私は以前に『アウトプット大全』を読んでいましたので、10代に向けて書かれたという本書が出版されると、知人のお嬢さんと甥達にプレゼントすることにしました。 ところが本を手に取ってみると、自分でも是非読みたくなったのです。

本書はアウトプットの重要性と話す、書く、行動することについて具体的に分かりやすく解説されています。 この本で得た3つの気付きについてお話ししたいと思います。

1つ目はフィードバックの大切さです。 行動→失敗→フィードバック というサイクルによってライフステージのレベルが上がると書かれていますが、私はこれまで殆どこのフィードバックをしてこなかったと思います。 色々と手を出してみるものの行動しただけ、アウトプットしただけの状態であり、行動を振り返って「TO DO(すべきこと)」を書いてこなかったので自己成長しませんでした。 私は対人関係が苦手だったことから、新しい仕事に就いては長続きせず、辞めるを繰り返していました。 精神的に弱かった私はネガティブな出来事に向き合うことのしんどさからフィードバックすることから逃げていたのだと思います。 結果、同じ失敗を繰り返しては「なんて自分はダメな人間なんだ」と自己肯定感を下げて、新たにチャレンジする意欲もどんどん無くしていきました。

本書の中で失敗は経験であり、いいことだと書かれています。 又「エラー」は失敗ではなく「小さな成功」であるとも言われます。 ですがこのフィードバックをしなければ失敗を経験に変えることが出来ないのです。

2つ目は60点、70点などと数値化することで自己評価することについてです。 私は物事を「0か100か」で捉える「ゼロヒャク思考」に陥っていましたが、物事には〇か✕か、成功と失敗だけではなく「中間」や「グレーゾーン」があるのだと改めて気付かされました。

3つ目は人と比較することは幸せになれないということです。 私はいつも人と比較しては自分の不甲斐なさに落ち込んでいましたが、ライバルは「過去の自分」であり、「小さな成功」、「プチ成功体験」を「たくさん」積み上げて少しずつでも成長していくことが大切なのだと気付きました。

10代の頃の私がこの本に出会っていたら、これらのことにもっと早く気付けていたのかもしれません。 でも今気付かせていただけてとても感謝しています。

今後はフィードバックを行うようにし、ますますアウトプットにも努めたいと思います。又、人間関係においても人に喜ばれることをするよう心掛け改善していきたいと思います。 この本は10代の若者にいくつもの気付きと大きな励ましを与えてくれることでしょう。