この本を初めて手にとった時、第１部が全てイラストであることに驚きました。 斬新な本だなという印象でした。 それと同時に何だかホッとしました。 何故なら私は本を読むのが得意ではなかったからです。 そんな人にもこの本は優しいです。
『行動最適化大全』は「読む｣というより「活用」する本です。 私は第１部の目次を見て、自分の興味のある項目から進めてみました。 第１部は分かり易いイラストで、見て直感的に「TO DO(すべきこと)」が学べるようになっています。
より詳しい解説が読みたければ、記載されている第２部のページへ移行すれば良い仕組みになっています。
私も含め、大半の人が良いとは分かっていてもなかなか実行に移せないということがあると思います。 しかし実際に「行動する」こと無しには現実は何も変わりません。 目標は低く、無理せず自分に出来る範囲から、とにかく始めてみることが大切だと思います。
この本は樺沢先生のこれまでの著書36冊、動画3000本の総集編となっていますが、「生活習慣」「仕事」「人間関係」の最適化の情報を50個にまとめられています。 どこからでも取り組むことが出来るので、「これはやるしかない！」っていう本になっています。
この中で、私が最も出来ていると思えるのは「朝散歩」です。 今年の２月末から始めて５ヶ月、ほぼ毎日継続出来ています。 続いている理由は、１番に気持ちが良いからです。 また季節の変化を肌で感じると共に、自分自身の体調や気分にも敏感になります。 以前の私は抑鬱的で悲観的でしたが、「朝散歩」をするようになって前向きで行動的になり、夜もしばしば寝落ちする程寝つきが良くなりました。 最近暑くなってきて、ちょっとめげそうな気分の日もありますが、これも四季の移ろいだと楽しみながら、これからも継続したいと思います。
「朝散歩」に倣い、まだ出来ていない最適化の項目に今後１つずつ取り組みながら、これからの人生もより良いものにしていきたいと思います。 １人でも多くの方にこの本を手にとっていただき、今から何か始めてみて欲しいです。
