私は自分が口ベタなせいもあり、最近「話す」ことについてとても興味があります。
著者の元フジテレビアナウンサーの加藤綾子さんは、今まで特に好きという訳ではなかったのですが、本書のタイトル『会話はとぎれていい』というのに魅かれて、読んでみることにしました。
この本から私が得た3つの気付きと感想を書いてみたいと思います。
1つ目は、人と話す時、無理して相手の目を見たり、会話が途切れるのを怖がらなくても良いということです。 本当に大切なのはテクニックよりも相手への気遣いや、心の在り方であるということです。
2つ目は、いいコミュニケーションの前提は「自然な自分を出せている」ことであり、相手を知り、自分を知ってもらうことが大事なのだと書かれています。
そして3つ目は、人と話せる場があることに感謝するということです。 「人と会って話せる」場はすごく貴重なのです。
本書を通して、会話は自然さや素直さが大切で、「相手の立場に立つ」、「相手に共感する」「相手に喜んでもらう」ことに気を付けなければいけないなと思いました。
そのためには、周囲の視線を気にし過ぎず、「自分らしさ」を大切にしながら、普段から周囲の人達との信頼関係を大事にすることが必要だと感じました。
著者の加藤さんは「話し方」のプロでありますが、目には見えない「心」を何よりも大切に考えておられるのが伝わってきました。
ここ数年、私達はコロナ禍を経験し、実際に「会って話せる」ということがとても貴重なことであると体感したと思います。 私自身も、久しぶりに友人と実際に会えて話が出来た時は、やっぱり有難いなと痛感しました。
これからも、目の前の相手を思いやる姿勢をもち続け、私自身も「心」を成長させていきたいと思っています。