けいこの日記

読んだ本の感想などを語っています。

樺沢紫苑先生著『インプット大全』を読んで

f:id:kebokoro:20211103171001j:plain 以前から気になっていたものの、なかなか読めずにいた本書をようやく読了することが出来たので、その感想を3つの気付きと共に記してみたいと思います。

 

1つ目の気付きは、「学びを欲張らない」ということ。本書によると、脳が1度に記憶して処理できる情報は3つまでだそうです。 読書したり、セミナーに参加したりすると、出来るだけ多くのことを吸収したいと思うものですが、脳の作業スペースー「ワーキングメモリ」の広さはものすごく狭いのです。 ですから、本を読む際等には「3つの気付きを得て、アウトプットするぞ」と、アウトプット前提で読むことが大切だと書かれています。 「3つ」に絞り込むことによって、「注意のアンテナ」が立ち、集中力も高まり、学びの効率が最大化するのです。 私は改めて、「目的」を明確化することの大切さを学びました。

 

 2つ目は、スマホの利用についてです。 SNSスマホを長時間使うほど、集中力は低下し、注意散漫となり、仕事効率や学力も下がり、幸福度も下がるそうです。 又、SNSの利用時間が長いほど、孤独感、抑うつは強まると書かれています。 Twitterのフォロワーさんが脱スマホされていたりして、関心はあったのですが、時間があるとついスマホに手が伸びてしまい、依存傾向にあることに気付きました。 健康や脳に影響を及ぼさない利用時間は1時間以下とのこと。 今後は寝室にスマホを持ち込まず、スマホを見ていた時間を読書や英語の勉強にあてるようにしたいと思います。

 

 最後、3つ目は「備える」ということ。 今のインプット効果は10年後に実感出来るそうです。 10年後とは、少し気が遠くなってしまいますが、これまで以上に10年なんてあっという間に過ぎてしまうかもしれません。 何も考えないで過ごすのと、10年後の自分はどうなっていたいのか、という「ビジョン」を持って、その為に「何が必要なのか?」「何をインプットすべきなのか?」を考えてインプットするのとでは、随分と差が出るのではないかと思います。 今現在の自分が10年前のインプットで出来ているとすれば、これはもう頑張らなければいけないなと思う次第です。 何もしなければ老化していくだけですが、このような心持ちでインプットを続けていけば、10年後の自分にも少し希望が持てるような気がします。

 

 他にも色々と良いことが書かれている本書ですが、まずはこれまでの3つの気付きを意識して生活し、実践出来るようになったら、また次の「3つの TO DO」を意識していきたいと思います。