私はコミュニケーションに苦手意識がありますが、特に話すことには自信が
ありませんでした。
アナウンサーという話し方のプロの神原智己さんが書かれた本書を読み、直感に響く話し方というのがあることを知りました。
直感に響く話し方とは相手の「共感」を得、相手の行動を促す話し方だそうです。
その為には言葉選びと発音が大切だとあります。
また、話し方を上達させるには実践あるのみと述べられており、本書はドリル形式になっていて、実際に声を出して問題にチャレンジするようになっています。
中でも私にとって大きな気付きとなったのは、「口の開き方×声の高さ」で感情がより正確に伝わるということでした。
これまで口の開き方や声の高さを意識して話をしたことなど全くありませんでした。
そういったことを意識すると自分の印象も変えられるそうです。
私はどちらかというと低い声だと思いますが、自分の気持ちをより正確に伝えるためにはもう少し声を高くすることも必要なのかもしれないと考えるようになりました。
また、「話しやすさ」と「伝わりやすさ」は異なり、名詞と動詞を高く大きな声で発音するとより伝わりやすいということも目から鱗でした。
話し方を変えることは一朝一夕には出来ないかもしれませんが、このドリルをやることで今まで気付かなかった自分の話し方の癖のようなものに気付き、新しい話し方を実践してみることで、これからの人間関係をより良くしていきたいと思いました。